更新日:98/06/25

モバイル自作コーナー 1

ファクシミリアダプターの製作


 モバイルするには万一を考えて、いろいろなアクセサリーをカバンに詰めて持ち歩いている人を見かけますがせっかくのモバイルも重いを持ち歩く拷問になりかねません。あると便利なグッズを自作してみましょう。
 最新のファックスにはスキャナーやパソコンのプリンターにしてしまう機能がある機種があります。そこで簡単に家庭用ファックスをパソコンに接続してプリンターやスキャナーにしてしまうアダプターを製作してみましょう。

 通常電話回線には直流の約50vの電圧がかかっており、通話するときには電圧が反転したりします。ですからFAXモデムと家庭用FAXをモジュラーケーブルで直接つないでもデータは送れません。そこでFAXモデムと家庭用FAXの間に電池やACアダプターを使って擬似的に電話回線と同じように直流電圧をかけてやればよいのです。部品も簡単に手に入ります。

■用意するもの
2口モジュラーソケットx1
006P乾電池x1
006P乾電池用コネクターx1
1Kオーム抵抗x1
LEDx1
※電源は単3x4(6v)もしくはACアダプターでもOK。

設計図は以下の通り簡単です。



 LEDには極性があります。間違えないで接続して下さい。通話状態になると(オンフック)LEDが点灯します。
今回は持ち運びを考えて電池が取り外し自由で小さい006P(9v)を使いましたが、単3x4(6v)もしくはACアダプターでもOKです。また切り替えスイッチを付けて電話回線と切り替えて使えたり、1Kオーム抵抗の前にリレー回路を入れてACアダプターを繋ぐと自動的にバッテリー電源が切り離されるようにするのも良いでしょう。

完成図

バッテリーの+電源をモジュラーコードの赤い方に接続する。


今回このアダプターに”怪速電写1号”と名づけてみました。


モジュラージャックのどちらにファクシミリやパソコンモデムを接続してもOK

■使用方法
ファクシミリをパソコンのプリンターにする

  1. パソコンのモデムソフトを立ち上げる。回線のプロパティはトーンでもパルスでもOK。
  2. 適当に電話番号を入力して送信する。この場合ファクシミリにしか回線は接続されていないので電話番号は「0」でも良い。
  3. ファクシミリの呼び出し音が鳴って受信開始。

ファクシミリをスキャナーにする

  1. パソコンのモデムソフトを自動受信で立ち上げる。回線のプロパティはトーンでもパルスでもOK。
  2. 適当に電話番号を入力してファクシミリから読み取りたい用紙を送信する。
  3. 解像度を高くしたければファクシミリ側で設定。(ハーフトーンなど)
  4. パソコンのファックスソフトがデータを受信。ビットマップファイルやファックスソフト専用の形式で保存。
  5. ペイントソフトで加工。


 以上のように簡単に製作でき、便利なアクセサリーです。市販品は5,000〜10,000円しますので必要ならば自作してみましょう。

※一部のモデムカード、内蔵モデムボードでは動作しない機種があります。具体的には機種はわかりませんが、目安としてはNTTのDC48Vを動作に必要とする「アナログ携帯電話、PHSに非対応」の機種です。製作後、正常に動作しない場合はこれをご確認下さい。